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こんのすけ、久々に油揚げを買うㅤ

刀剣乱舞
油揚げを売っている万屋の無名店長とそこに久々に訪れたこんのすけのほぼ会話文。

以下追記

◇◇◇
◇◇◇

「すいませーん!ごめんくださーい!」

「はーいはい……ありゃまこんちゃんじゃねぇか!久しぶりだなぁ!」

「お久しぶりです店長さん!油揚げを買いに参りました!!」

「ここに来るのはいつぶりだぁ?」

「そうですねぇ。少なくとも半年は経っていますね」

「そうかそうか。あんた随分と来なかったもんだから、てっきりうちの油揚げには飽きちまったのかと思ってたよ」

「そんな!!ここのお揚げはとっても美味しいものです!飽きるなんてことはありません!!」

「いっそこの店もやめちまおうかとも考えていたぜ?」

店長がわざとらしくニヤリと笑うと、こんのすけは驚愕して慌てふためいた。

「えええー!?それはダメです!!絶対ダメです~!!
お店を閉められたら大好きなものが食べられなくて困りますし、私泣いてしまいますよ~!!!」

「へへ、冗談だよ冗談!長く来てくれなかったからちょいと意地悪しただけだよ!」

「んも~!!やめてくださいよ店長!せっかく来たのに、驚かさないで下さいよ~!!」

「こりゃ失礼した!久々といえど、あんたはうちのお得意様だ!
お詫びに今日の代金は半額にしよう!」

「ええ!?いいんですか!?」

「久々にきてくれたお礼も兼ねてサービスしちゃうさ!そのかわり!うちの看板商品たっくさん買ってくれよ!」

「はーい!!では、買わせていただきまーす!!」


数十分後


こんのすけが用意した「油揚げ専用特殊風呂敷」にはものすごい山盛りの油揚げが置かれた。
そのあまりの量に店主はポカンと口を開けるのだった。


「……あんた、随分とたくさん買ってくれたねぇ」

「サービスすると言ったのは店長、あなたじゃないですか!」

「そりゃそうだけど、まさかこんなに買ってくれるとは思ってなかったからさ。でも心配だなぁ」

「困りますか?赤字になってしまいますか?」

「赤字も困っちまうが今日ぐらいは構わないさ。俺が心配してるのはこんちゃん、あんたのことだよ」

「え?私ですか?」

「こんなにたくさんの油揚げをその小さな体でどうやって運ぶんだい?
今日はお連れの刀さんはいないようだし、ウチだって近くねぇだろ?一人で持つには無理じゃないかい?」

「店長さん。私は時の政府からの仕事をこなしている者ですよ?」

「それが、どうしたってんだい?」

「無理なんてことはありません!!なんせ私は管狐の中でも上級の霊力を持つ時の政府お墨付きの管狐!!
これくらいの量、私の霊力を使えば余裕で持てちゃいます!!」

「え~?本当か~?確かにあんたの霊力はすごいもんだが、できるのかい?」

「はい!!なので、買ったもの全て風呂敷に包んで下さい!」

「あいよ」

「あ、でもその前に……」

「ん?どした?」

「その……今ここで、一つだけ食べてもいいでしょうか?恥ずかしながら、お腹が空いてしまって……」

すると


ぐぎゅるるるるるるる……


こんのすけのお腹から大きな音が鳴った。

「だっはっはっ!!すごい腹の音じゃないか!!どんだけ我慢してたんだい!!」

「すいません……空腹には、勝てそうにありませんでした……」

「いいよいいよ!!食べていきな!!」

「ありがとうございます」

「ほれ!出来立ての油揚げ!これ食べな!」

「え?店長さん、これは買ったものでは無いのですが……」

「この一個もサービスしとくぜ!」

「て、店長さん……!!本当にありがとうございます!!では、いただきまーす!!」

パクッ!

「ん~!!久々のこの味……!!やはり美味しいです~!!」

「美味しそうに食ってもらえるとこっちとしても嬉しいぜ。買ってくれてありがとな!こんちゃん!」

「はい!!これからも通わせていただきますね!!」

「おう!!」


その後、こんのすけは山盛りの油揚げを無事本丸まで持ち帰り、その日の夕御飯はたくさんの油揚げ料理が振る舞われるのであった。

「油揚げ、だ~い好きです!!」


おわり

◇◇◇◇◇◇